こんばんは。ここ数年、生成AI(ChatGPTなど)の台頭によって、私たちの生活は大きく変わってきています。経営学がどのように変わっていくか?今回は組織学習に着目して、これからの学びの形をまとめてみたいと思います。
従来「経営」といえば、人間の経験や直感、現場の知恵が不可欠とされてきました。しかしAIの進化は、いよいよ意思決定や組織の学習にも踏み込もうとしています。特に2030年まではAIの知識が人間を超えるシンギュラリティが訪れるとされています。
「AIは本当に経営に役立つのだろうか?」「人のひらめきや現場の空気は、AIには代替できないのでは?」そんな疑問や違和感を持ちつつも、“AIとどう向き合うか”を考えることは、これからの時代、避けて通れません。
SECIモデル──知識創造の“サイクル”にAIはどう貢献できるか?
経営学で有名な「SECIモデル」という考え方があります。 これは、現場の経験やノウハウ(暗黙知)を言葉や図で表現(形式知化)し、組織全体で共有し、さらに新しい知識を生み出すサイクルです。
SECIモデルは以下の4つのプロセスから成ります。
共同化(Socialization) … 人から人へ経験や感覚を共有
表出化(Externalization) … 暗黙知を言語・図表などで表現
連結化(Combination) … 形式知同士を組み合わせて新しい知識を創造
内面化(Internalization) … 得られた知識を自分のものとして吸収
ここで注目したいのが、AIは特に「表出化」と「連結化」に強みを発揮するのではないかという点です。
例えば現場の声やモヤモヤした課題感を、AI(ChatGPT)が上手く言語化してくれる
バラバラに存在していた情報やノウハウを、AIがまとめて“新たなヒント”を提示してくれる
こうしたAIによる知識の“可視化”や“再編集”は、組織の知恵を広げる上で強力な武器になるはずです。
一方で、共同化や内面化は人に依存する内容なのかもしれません。AIの力を借りて、どのように知識を自分のものにするか?またそれをどのように他の人へ共有するかは、工夫が必要になるでしょう。
AIとプログラミング
私は「自分でも簡単なプログラムを作れるようになりたい」「AIを経営に活かしたい」という思いから、【100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった】という本の実践にトライしています。
従来の「手順通りの勉強」ではなく、AI(ChatGPT)にどんどん質問を投げて、一緒に“対話”しながら課題解決するのがポイントです。
「この問題の解き方は?」
「エラーが出たけど、どう直せばいい?」
「今のコードをもっと簡単にできる?」
…こうした“問いかけ→AIからの返答→さらに深掘り”というプロセス自体が、まさに「SECIモデル」のミニチュアかもしれません。 これから経営学を考える上でも重要なことになるのではないでしょうか?何か糸口をつかめればと考えています。
これからの経営と学びに必要なもの
AIの進化によって、「現場の知恵」と「テクノロジー」がますます融合していきます。経営も学びも、“AIと人”のコラボレーションが鍵を握る時代です。AIは“知識創造の装置”として、経営に新たな可能性をもたらしつつあります。「自分なりの問い」を持ち、「AIと一緒に考える・つくる」ことで、 組織も個人もアップデートできる。
これからもAIとの“対話型学習”を続けながら、経営にどう活かせるか追求していきたいと思います。