おはようございます。 今日は天気が良くて気持ちが良くて、素晴らしい1日になりそうですね。
仕事をする上でも、誰かと一緒に何かをする時でも、 「コミュニケーションが大事だ」とよく言われますよね。 でも、話すのが苦手だったり、普段からコミュニケーションを積極的に取りたいと思っていない人もいるのではないでしょうか。
むしろ、部屋の隅っこにひっそりといたい、そんな気持ちの方が強いことも。実際に私生活と同じように、仕事においてもコミュニケーションを避けがちな人は少なくないかもしれません。
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、 経営学における「SECI(セキ)モデル」というものです。
このモデルは、日本人の有名な学者・野中郁次郎先生が提唱したもので、 経営学の分野で世界的に高く評価されています。先生は高い成果を上げるチームを分析する中で、ある重要な事実に気づきました。
SECIモデルにおける組織学習 SECIモデルは、個人の持つ暗黙知(頭や体に染みついた経験やノウハウ)を組織全体でいかに活用するかを研究したものです。高い成果を生み出し、新しい知識を創出する組織では、以下の4つのステップを回していることが分かっています。
STEP1. 共同化(Socialization) STEP2. 表出化(Externalization) STEP3. 連結化(Combination) STEP4. 内面化(Internalization)
SECIモデルSTEP2. 表出化(Externalization)について 暗黙知を共有するプロセスとして、 説明上、表出化のステップを最初に持ってきました。 ここがSECIモデルの重要なポイントであると私は考えています。
なぜなら、このステップでは暗黙知を持っている個人が、勇気を出して口を開き、自分の知識を整理して、組織へ説明/共有をしなければならないからです。
STEP2 表出化このステップで重要なのは、経営層が心理的安全性を整え、 またSECIモデルの重要性を理解していることです。 これがなければ、「表出化」のステップを始めることすら困難になります。
しかし、多くの組織がこのステップに進むことができず、SECIモデルを回せていないのが現状でしょう。
経営層には、特に従業員へ「勇気づけ」を行うことも重要だと考えています。つまりは、学習する組織の土壌を整えることに力を入れる必要があります。組織全体がSECIモデルを理解し、心理的安全性を確保することが、このステップを成功させる鍵になります。
以下に表出化のポイントを簡単にまとめてみました。
暗黙知を形式知化する勇気 暗黙知を持っているあなたが、勇気を持って口を開き、知識を整理して説明する必要があります。この一歩が全体のプロセスを進める鍵となります。
心理的安全性の確保 経営者やリーダーは、従業員が安心して自分の考えを表に出せる環境を作ることが大切です。これがない場合、表出化のステップを開始することはできません。
コミュニケーションの場を提供 暗黙知を形式知化する場、つまり共有や発表の場を意識的に作ることが必要です。打合わせや会議の場はたくさんあると思うので、その意識があればどこか活用できそうですね。
リーダーによる励まし 個々の暗黙知の共有を後押しするために、経営層やリーダーが「勇気づけ」を行うことが重要です。従業員を応援する姿勢が、組織全体の学習環境の改善につながります。
このようなポイントを意識することで、暗黙知の共有プロセスがよりスムーズに進行し、SECIモデルのサイクルを回しやすくなると思います。
STEP3. 連結化(Combination) 表出化のステップでは、個人の暗黙知が形式知化されました。 この後、周りの人がそれを自分の仕事にどう取り入れるか考えるステップとなります。「こうすれば自分の仕事も効率的になるかも!」といった気づきを得られるように前向きに取り組むと良いと思います。
STEP4. 内面化(Internalization) 得られた知識を実際に活用しながら、自分自身のものとして定着させるプロセスです。実践を通じて改善を行い、新しい暗黙知、つまり新しい知恵が生まれることもが期待できます。
STEP1. 共同化(Socialization) 暗黙知を共有してくれた人に「こうなったよ」と伝え、体験を共有するプロセスです。そして、再び表出化のステップに戻り、新たな暗黙知を共有するサイクルが生まれるのです。
最後に
このように、前向きな組織学習を進めるためには、やはりコミュニケーションが欠かせくなってきます。仕事やグループワークにおいて、SECIモデルを理解しておくことで、一歩踏み出す勇気が得られるかもしれません。 今回Noteに記載した内容が、皆さんの参考になれば幸いです。