こんにちは!
私は土曜、日曜日は晩御飯を担当しています。
家族でよくサイゼリヤに行くのですが、子供たちから「サイゼリヤのドリアが家でも食べたい!」というリクエストがありました。
そこで今週はサイゼリア風のドリアを作ってみました。
Youtube等でいくつもレシピと作り方がセットであがっています。便利な時代になりましたね。
うちの子供たちは牛乳が大好きです。そこで基本のレシピを参考にしつつも、アレンジとして、思いきって牛乳の量をかなりたっぷり目でホワイトソースご飯「牛乳たっぷり(ミルクだく)」で作ってみたのです。
結果は、大成功で、サイゼリヤよりも美味しいと絶賛でした。 (・・・まあ原価は想像するにサイゼリヤより相当かけてますからね)
普段なら「残さず食べなさい」と説得することが必要な場面もありますが、今回はその必要が全くありませんでした。
今日は、中学英語でドラッカーの名言を引きつつ、「理想」と、私たちが仕事で感じる「現実」のギャップについて考えてみます。
- ドラッカーの究極の理想「売り込みをなくす」
まずは、マーケティングの世界で最も有名なこの言葉から。
“The aim of marketing is to make selling superfluous.” (マーケティングの狙いは、売り込み(セリング)を不要にすることだ。)
Aim: 狙い
Superfluous: 余分な、不必要な
「良い商品なら、勝手に売れていく」。これがドラッカーの主張です。
今回のドリアで言えば、子供の好みに合わせて、ニーズにドンピシャだったため、私が「食べて」と頼む(=売り込む)必要がありませんでしたね。
この営業の手間Superglousさせること。それがドラッカーが言っていることです。(ちなみにSuperflousとはあふれ出る(余分な)というところからきているようですね)
しかし、ビジネスの現場では、そんなに簡単にはいきません。確かに、ティッシュペーパーのような「生活必需品」や、圧倒的に便利な「便利グッズ」なら、営業しなくても売れるかもしれません。 しかし、日本のようにモノが溢れている国では、ちょっと便利なものを作っても、すぐに他社が真似をしてきます。
あっという間に、血で血を洗う競争市場、いわゆる「レッドオーシャン」に突入してしまいます。 「売り込みを不要にする」なんて言っている間に、競合に埋もれてしまうのが現実ではないでしょうか?ここで、ドラッカーのもう一つの言葉がヒントになります。
- マーケティングとセットになるイノベーション
“Business has only two functions - marketing and innovation.” (ビジネスにはたった2つの機能しかない。マーケティングとイノベーションだ。)
多くの人は「イノベーション」と聞くと、iPhoneのような「画期的な大発明」や「空飛ぶ車」のような技術革新をイメージします。 だから「うちの商品には無理だ」と諦めてしまいます。
ドラッカーの言うイノベーションはもっとシンプルです。 それは「新しい顧客満足を生み出すこと」。
今回のドリアを例にして考えると、 「ドリア」という料理自体は、何十年も前からあるありふれたものです。 しかし、私が加えた「牛乳多め」という小さな変更は、私の顧客(子供たち)にとっては、劇的に満足度を高める「新しい価値」でした。
世間一般のドリア = 競合多数(レッドオーシャン)
子供好みのミルクだくドリア =比較対象がなかった
「万人に受ける便利グッズ」を作ろうとすると、レッドオーシャンに飲み込まれます。 しかし、「目の前の顧客が本当に求めていること」を深く理解し、既存の商品に少しの工夫(イノベーション) を加えるだけで、そこは競争のない世界に変わります。
ポーターも中途半場ではだめだと言ってましたね。 やはり世の中、中途半端ではビジネスは成立しないということでしょう。
https://note.com/p3_vp/n/n4681c3bc01ab
まとめ:ギャップを埋めるための「顧客観察」
ドラッカーの「営業はいらない」という言葉を実現するためには、「誰にでも売れるもの」を作るのではなく、「その人が喉から手が出るほど欲しい形」に変化させる必要があるという風にもとらえることができますね。
現実のビジネスの壁を突破する鍵は、もしかしたら莫大な広告費でも、天才的なトーク術でもなく、「目の前の相手(顧客)は何を喜ぶのか?」という静かな観察の中にあるのかもしれません。
ちょっとした変化で身近な人が喜ぶにはどうすればよいだろうか?
といったあたりを今週は私も考えてみたいと思いました。
それではみなさま良い一週間を。