お盆休みの青空の下、家族で鳥取と島根を旅してきました。 訪れたのは出雲大社と美保神社。どちらも有名な神社ですが、実際に行ってみるとかなり迫力がありました。特にしめ縄の太さには圧倒されました。 子どもが「どうしてこんなに太いの?近所の神社と全然違うね」と言っていて、なるほどなあと思いました。あの大きさには、邪気を払ったり豊作を願ったりする意味が込められているそうです。

出雲大社です。奥の方にしめ縄があります。出雲大社では「二礼四拍手一礼」という作法があります。一般的な神社は二拍手ですが、ここでは四拍手。これは全国の神々を迎える特別な場所だからだといわれています。実際に家族で「パン、パン、パン、パン」と手を合わせると、空気が澄んで、たしかに邪気が祓われるような感覚になりました。

美保神社には、漁業や商売繁盛の神様である恵比寿様が祀られています。出雲大社の大黒様と並び称される存在で、この二つを合わせて参拝すると縁起が良いのだそうです。さらに、10月には全国の神様が出雲に集まると言われており、他の地域が「神無月」と呼ぶ中で、出雲だけは「神在月」と呼ぶのも興味深いところです。どこかアニメ的な発想のようにも思えますが、それを自然に信仰に結びつけてきた日本人の感性は本当に豊かだと感じました。

こちらは美保神社です。 国際経営とのつながり

大学で国際経営の講義の講義がありましたが、国際ビジネスの場では「相手が不利でも構わない、自分が利益を得ればよい」という発想が強い国もあります。(今の諸外国との交渉もそうなのかもしれません) 一方で、日本は「お互いの利益を尊重する」ことを当たり前としており、そこに強みも弱みもあると感じます。その結果、交渉の場で日本企業が不利に立つことも少なくありません。皆が日本人的な発想を持っているわけではないし、こちらもそのような人たちとどのように関わったらよいか?わからないからです。

ではどうすればよいのか。やはり現地で交渉に長けたパートナーと協力し、自前主義にこだわらず、柔軟に対応していくことが必要だと思います。経営者がこうした国際的な現実を知識として理解していなければ、日本流に固執してしまい、思わぬ失敗を招きかねません。

出雲に全国の神々が集まるという発想は、多様性を受け入れる日本文化の象徴でもあります。

経営においても同じで、日本には日本に合った経営学があり、それを学問としてしっかり学べる仕組みが必要です。世界の中で自国らしい強みを生かしつつ、現地と協働していく柔軟さ――これが、これからの日本企業に求められる姿勢なのだと思いました。

今回の旅を通じて感じたのは、やはり「感謝」の気持ちでした。家族で一緒に健康に旅ができたこと、学びとつなげて考えられたこと自体がありがたいことだと思います。経営、国際経営においても同じで、目の前の利益だけでなく、支えてくれる人や環境への感謝を忘れずにいたいものです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。